大人の気晴らし

実家暮らしが家族協力なしで始める脱プラ、ゼロウェイスト

ゴミを出さない生理①布ナプキン

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ゼロ・ウエイストという言葉を知ったのはここ1年くらいのことなのですが、既に私がやっていたゼロ・ウエイスト。

 

それは生理。

もう14~15年ぐらい前のことですが、ある時布ナプキンに変えました。

エコやロハスが流行りだしたその当時「布ナプキン」という存在を知って、エコイベント会場で初めての布ナプキンを買ってみました。

正直1枚じゃお話にならないのですが、若くてお金のなかった私(今でもなんですけどねえ、若くないだけで)には複数枚買うのがキツく、とりあえず1枚だけ購入。それだけではどうしようもないので、雑誌にのっていた布ナプキンの作り方をみて、タオルで2つほど自作。

仕事の日や2日目くらいの量の多いときは従来のナプキンを使用して、休みの日や軽い日には布ナプを使用するというスタンスで、気づけば10年以上経ちました。

というわけで、今回は布ナプキンのメリットデメリットなどを。

 

 

 

 

 

布ナプキンのメリット

ゴミが出ない

 まずこれ!ゼロ・ウエイスト‼

ゴミ出しの日に使用済み生理ナプキンを捨て忘れて「ああ~…」と絶望したことはありませんか?

私は何回もあります。真夏とか最悪。次のゴミの日までとっとかなきゃいけない気持ち悪さ。臭いも出てくるし。

 

ナプキンの買い置きが必須じゃない気楽さ

 あると思ってたのになかった…、なんて時に頑張って買いに走らなくても良い安心感。不安だから多めに買っておくがゆえに場所をとる邪魔なナプキン、という存在もなくなります。

 

 節約になる

ナプキンを買う量がかなり減るので、当然。

 

冷えない

布ナプキンにすると生理が軽くなる」のような話を聞いたことありませんか?これも実は布ナプにしてみたきっかけです。その頃、たまにとんでもなくお腹が痛くなる時があったりしたので、石油由来の生理ナプキンは体に悪い、みたいな情報を知ったらなんとなく怖くなって布ナプ試してみようかなー、って思いました。

普通のナプキンは石油由来の吸収性ポリマーやポリエチレンやポリプロピレンの不織布が使われているのが一般的で、膣から化学物質が吸収されるという経皮毒説があります。この経皮毒については断言もできないけど、関係ないとも言い切れない、といった曖昧な感じ。なので私も経皮毒だから布ナプキンにすべき!とかは言わないのですが、プラなし&ゼロウエイストを目指す人にとっては大量のプラゴミを一気に減らすチャンス。

正直布ナプキンにして「ああ、生理が軽くなった!」とか「すごく調子がいい!」ってことはなかったです、私は。しかし40歳超えた私の周りでは子宮筋腫や内膜症になった話が珍しくない中で、そういった婦人科系の症状は無縁だったので、それなりに効果あるのかも?ぐらいですかね。この先にかかるかもしれないので分からないし、因果関係が証明できないのではっきりした事は言えないんですけどねー。

 でも実際の体感として、布ナプに慣れると普通のナプキンをした時に「なんか冷たいかな?」って感じはあって、お股が冷える感じ…なんとなくですが一般のナプキンはします。

 

自分の生理の状態に向き合える

従来ナプキンの時は生理来たら付けて取り替えて「汚したりしてやだな」「面倒だな」ぐらいに思ってただけで、自分の体調についてはあんまり考えてなかったなと思うんですけど。

量が多い、少ない、塊が出るとか、サラッとしてる、ベタっとしてる、などなどその時の体調によって結構血液の状態って変わるなってことに気づけた気がします。もちろん量が多い、塊が出る、などは普通のナプキンでも気づけるので布ナプキンのメリットと言えないかもですが、考えてなかったのが考えるようになったかなあ。いつもと違う場合、ストレスとか食生活のせいかなーとか振り返ってみて改善するように気を付けたりするようにはなりました。

 

蒸れない

何しろ布なのでほんと、蒸れない!布ナプキンを使うようになってから、あーこりゃ私が赤ちゃんなら布オムツがいいや…と思ったことを(もう10年以上前なんですが)憶えてます。もちろん従来ナプキンも通気性は進化してるでしょうけども。

ニオイが出にくい

そしてニオイ!人によっては大きなメリットですね。膣からでる血液が臭うんじゃなくて、酸化して雑菌が繁殖することであの独特の臭いが出るらしいです。捨て忘れたナプキンとかほんと臭いがイヤだったー。布にしたら、ほとんどしないんですよね。ストレスと思ってなかった臭いが小さくストレスだったんだなと気づけた布ナプキン

 

 折り方で工夫して使うことができる

例えばただの四角い1枚のナプキンを三つ折りで当てる場合など、折り替えて常にキレイな面を当てるようにすれば2~3回使うことが可能。この使い方は軽い日に重宝します。または真ん中に厚みを出すこともできるなど、工夫ができるのが布ナプキンならでは。

 

災害時に心強い

※災害時に避難先で生理用ナプキンが足りない話はよく聞くと思います。また使用後にそのゴミが溢れかえるのも問題、石油由来のナプキンは避難場所等で勝手に燃やせない為ゴミ処理まで手が回らない避難先の状況下では放置しておくしかなくなり、不衛生な環境になってしまう。布ナプキンはそんな状況から出された要望によって作られたのだそうです。

もし生理用ナプキンが足りない!という時に、タオルがあればそれを使う、軽い日なら何度か折って使えば洗う回数を減らせる、水があれば洗える(ゴミも捨てれない状況だと水も足りていないかもですが)、燃やせる状況なら燃やすことができる、と考えると布ナプキン(または代わりになる布状のもの)は十分メリットとなります。

 

布ナプキンのデメリット

 洗濯が面倒くさい

誰もが気づいているであろうデメリット。やはり手洗い必須なので。量が多い日の洗濯は確かに半端なく面倒。

 

外で替える時に荷物が(少し)多くなる

普通のナプキンよりはやや厚みが増す布ナプキン。そして使用済ナプキンも持って帰らなければいけない。持って帰る為にビニールを用意。プラス気になる人はそこでセスキ水などをプシュッとしておく(汚れが落ちやすい)。これが怠惰な私は面倒に感じました。

ビニールは大した手間じゃないけど、やはり使用済ナプキンを持って帰ることですよねえ。もし枚数多かったら帰って洗うのも、時間経つ分ちょっと大変かな。

 

あとは全員に当てはまらないが

布の厚みが気になる

多い日とか、漏れるのが嫌なので何枚か重ねるとちょっと股に圧迫感を感じます。

それというのも私の自作ナプキンがちょっと厚めなんですよね。市販品はもっと薄くて防水シートとか入ってるので、そんな状態にはならないでしょう。

 

高い

一気に数枚揃えようとすると、最低5000円ぐらいはかかるかな?初期投資がかかります。使い続ければ元は取れるけど、経血汚れが蓄積していくので、何年かごとには取り替え必須です。

で、そんな方は作ればいいですが

 

ナプキン作るのが面倒

得意な方はいいのですが、私のようにやっと作っている人は時に作るの面倒…ってなりました。ならば買えばよいのですが、↑の高いとの無限ループ。どちらも嫌な人には向きません。

 

 

 

 

一気に布ナプキンにするぜ~‼と意気込むより、まずは1枚から使ってみては?

ムレが気になる人など特におすすめ。漏れるのが怖かったら、最初は市販の一般的なナプキンの上に布ナプを重ねても良いと思う(それでも長く取り替えないと横から漏れるので注意)。

あとは在宅の今!トライのチャンス‼