大人の気晴らし

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ダンボールコンポストの日々⑧ミズアブ再び

もう1年経ってしまいましたが、昨年6月ごろにミズアブ幼虫が再び発生しました。

その原因と試した結果について、皆さんのお役に立てば幸いです。

 

 

ミズアブ発生前

この回のコンポスト基材

 この時、園芸に使っていた古い土をコンポストに入れて再生しようともくろみ、母親から古い土をもらい受けました。

が、それは外に置きっぱなしで雨にぬれたぐしょぐしょに濡れた土だったのです。

これじゃできん・・・と思ってたのですが、「古い土再生やってみたい」という気持ちと「ピートモス+もみ殻燻炭がさらさらだから、水を加える手間が省けてイケるんでは?」という思い付きから、そのぐしょぐしょの土を使ってみることにしました。

という訳で、基材は

・前回のコンポストの中身の一部

・ぐしょぐしょの古い園芸使用済みの土

ピートモス

・もみがら燻炭

これらを適当にブレンドしてよく混ぜて、新しいコンポストを始めました。

 

カバーに卵‼

 新しいコンポストは順調に進んでいたのですが、ある日カバーに見覚えのある卵たちが!

み、ミズアブ・・・!!

この時コンポスト箱の中には虫が出た様子はなく、カバーに見つけたら取り除く期間がしばらくありました。

同時にこの頃、やっぱり基材が湿り過ぎ??と感じて、何度かよく見て基材を握ってみたりしてチェックしたのですが、うーん許容範囲内な気がする・・・、とそのまま進めました。そんなある日・・・

 

 

ミズアブ再び!!!

 ある朝、生ごみを投入しようとカバーを取ると、そこには懐かしきミズアブの幼虫が発生!!卵から産まれたてのような細くて小さい虫がウヨウヨしてました。

 

「初動が大事」

 

前回のミズアブ発生時、自らブログに書いたこの言葉が本当に頭に大きく浮かんだのですが、この日はこれからすぐ出かけなければならず、しかも夜まで帰ってこない。

うお〜!昨日やっていれば・・・

(その前の日、あまり生ごみ量がなかったのと面倒くささが勝り何もしなかった)

と後悔することしきり。

しかし、しょうがないので、そのまま出かけました。

行きも帰りもコンポストのこと(正確にはミズアブのこと)で頭がいっぱい。

帰ってきたらもう真っ暗です。私のコンポストは照明がバッチリ、明るい場所というわけではないので、暗い中で幼虫と対峙する気にはならず、泣く泣く何もせず寝ました。

布団に入ってもコンポストのことで頭がいっぱい。本当にドキドキしてました。

 

ミズアブ発生次の日

 次の日ダンボールを開けると、そこにはやっぱり幼虫がウネウネしてました。

前回よろしく、見えてる幼虫をスコップで取っては庭の隅の方にポイっと。

たまごの殻に固まってウヨウヨしてた(前回はトウモロコシの芯だった・・・)ので、殻ごと植木の根元に置いたり。※うちで一番被害が少ないと思われた場所。

見える幼虫を取り除き、どうしようかと考えました。

本当は「黒いビニール袋に移して炎天下放置」対策をすべきだと感じていたものの、時期は梅雨・・・

毎日雨がしとしとして、試せそうにありません。

この時、既に何カ月か経ったコンポストならこのまま終了としてもよいのですが、まだ一か月にも満たない今回。基材もったいないしどうしよー、と悩んだ結果、

 

しばらく休むことにしました。

 

前回は強硬策を取って、箱から溢れるほどのミズアブウジ虫に悩まされた思い出が蘇り、一旦休んでみることに。

基材改善をする為ヌカやコーヒーかすとかもみ殻燻炭等を入れて混ぜたりはしていたような気がします。(ここら辺の記憶が曖昧)

虫見つけたらポイっとして。

 

 

ビニール作戦決行

 そうこうしてる間に梅雨が終わり、夏が近づいて太陽の日差しが強い。

今だ!!と思いビニール作戦を取ることにしました。

とはいえ、今どき黒いビニール袋が家になく、可燃ごみ袋の一番大きいものに入れてみました。車のボンネットが良かったのですが、親が車使うかも&近所の目が気になり、駐車場のコンクリの上に。ここでも十分熱々でした。が!

時間と共に日の当たる場所が変わり、それに合わせて動かしているうちにコンクリのデコボコでビニールに穴が開いちゃいました。密閉度が低いと虫の死滅は狙えないんでは・・・と不安になったものの今さら袋を変えてはごみが増えるだけと、そのまま何となく穴を塞いで日に当て続け、多分2~3日は日光にさらしたと思います(記憶が曖昧)。

袋の中は水蒸気で濡れた状態となり、一応効果を期待させる仕上がり。

 

ビニール作戦その後

ビニールからダンボールへ移して、コンポスト再開。

しかし!正直ウジ虫は絶滅してはいなかった・・・

あー、やっぱダメか・・と思い、再びコンポストを休んで考えること2~3日。

まだあまり使ってないコンポスト基材、照り付ける真夏の太陽。

コンポストやらないなんてもったいないし、基材を捨てるのも忍びない・・・。

というわけで、腹を括りました。

 

やってやる!!!

 

ということで、再々開。

見えるウジ虫たちを例によって庭に放っては生ごみを埋め、を繰り返して数日。

ある日気づくと、

 

あれ?ウジ虫たちがいない!!!

 

去年はウジ虫発生から強行突破し、どんどん増えて箱からこぼれ出て、どうにもならなかったのに、なんとウジ虫消えた!

ビニール作戦バンザイ!!

 

その後そのダンボールを終えるまでの数か月、問題なく終わることができました。

※たまに乾燥しきったウジ虫らしきものはいました。

 

 

ウジ虫撃退まとめ

・まだ生まれたての段階で発見したら、見える虫は全て箱から取るべし。(私は庭の片隅に放っている)

・幼虫が出た段階でおそらく箱の中には卵がいっぱいなので、すぐにビニール作戦へ。

 もし作戦決行できないようなら(梅雨時期など)生ごみ投入を休む。

・ビニール袋に移して日光に数日当てる。

・箱に戻してコンポスト再開。ビニール作戦が効いていれば、出てくるウジ虫がいても数日除き続ければ、いなくなる。

・途中でビニール袋に穴が開くという失敗があった為、成功していれば全滅していたのか・・そこが分からないものの、作戦自体は効果があると実感。

 

後記

生まれたての幼虫を見つけた時点で、生ごみを入れ続けるとどんどん成長していくので、一旦休むというのが良かった気がする。(前回はもったいない気がして止めることができず)

ある程度大きくなった虫には効かない気がするので、まだ本当にちっちゃいサイズの時がチャンス!

ビニール作戦がこれほど効果あるとは、びっくりでした。

この基材は次のコンポストへ継ぎ足すこともできました。

 

撃退方法は分かったけど、面倒くさいのでできれば発生してほしくない・・・。

今回もやはり基材がびちゃびちゃ園芸土で湿り過ぎていたことが大きな原因だったと思う。

さて細かい所が覚えていない&私の主観が入っている為、これで絶対成功とはいえませんが、皆さまの参考になれば嬉しいです。

今年は虫も発生せず、順調です。

ウジ虫たちも箱から出ないなら共存できそうなんですけどねえ・・・。