ダンボールコンポストの日々④切り返し
1か月が経った頃『切り返し』した方が良いかな・・・?と思いながらも、順調だったので放っておきました。だって面倒じゃーん、と思ってました。
しかし1か月半が経とうという頃、何だか分解進みにくいかなあ、すこし調子が悪いような・・・と気になり、思い切ってやってみました『切り返し』。
※「切り返し」とはダンボールの中身を全て空けて、よく混ぜ返して、元の箱に戻す作業のことをいっています。
切り返し作業のやり方
ブルーシートなんかあればよかったのですが、見当たらないので新聞紙2~3枚をダンボールとなりに広げて、底に箱の中身をどんどん出していきました。
全部出し終わったところで、上下上下とスコップを動かして全体をよく混ぜ合わせます。
固まりがあったら崩して、園芸手袋をつけて両手を使ってよく混ぜました。
全体が良く混ざったら、再びダンボールへ戻します。
するとなんと!!
カサ増ししてる!!
ダンボール7分目くらいだった基材が、9分目くらいまであるんですよ。
空気が入ったことによって、基材がフカフカになり量が増えました(ように見える)。
思えばここ1~2週間の間に、ちょっと分解進み悪いなと思い余っていたピートモスを追加投入していました。
あー、あのピートモス要らなかったかな~、と思いました。
追加ピートモス分なのか、空気の力なのか・・・
とにかく、切り返し後の基材は本当にフッカフカ。
実際切り返ししてみると、もっと早めにやっとけば良かった・・・と思うくらい満足できました。
切り返しのメリット
①基材の分解力が蘇る
・基材に空気が行き渡る
・ダンボール接地面の使っていない基材が混ぜ込まれる
ことによって分解の力が上がるようです。
真ん中に生ゴミを投入することを続けていると、その辺りが水分が多く湿った状態になります。そうすると空気も入りこみにくくなります。
周りの基材と混ぜたつもりでいても、箱の中ではうまく混ぜることが出来てなかったようです。
またダンボールが傷まないように接地面の基材は残すように混ぜていたので、その使われていなかった基材が混ぜ込まれることで、新しく分解する力が出てきます。
フッカフカになった基材に生ゴミ投入したら、次の日にはアラ⁉ってくらい生ゴミがきれいになくなってました。
②入れた生ゴミの分解度合いを確認できる
分解しにくいとされる玉ねぎの皮、またコーヒーを淹れたあとのペーパーフィルターなども投入していた私ですが、それらの分解の進み具合をチェックできました。
ダンボールに入ってる時は、新しいものが投入されていくので解りづらかったのです。
玉ねぎはすぐにではないけど、古いものは分解されてるな、とか。
ペーパーフィルターもとっても時間がかかるけど、すごく前に入れたものは分解されてるみたいだなーとか。
あと卵やバナナに貼られてたシール、生ゴミに紛れ込んでたビニール袋のプラスチック片などが見えるので、それらを取り除いたりもできました。
③ダンボールの状態を確認できる
基材が入っていたら、とてもじゃないがひっくり返せないダンボール。
新聞紙に中身を空けたので、箱を見てみたら底に穴が開きかかってました・・・
箱の真ん中部分です。
生ゴミの水分と、スコップで混ぜる時に当たりやすいので弱ってしまったんでしょう。
これはマズイ!と思って再び底板ダンボールと新聞紙を敷きました。
切り返しやって良かった、あのままじゃ穴あいてた・・・って心底思いました。
切り返し作業その後
初めは面倒くさいなーと思ってた切り返し作業ですが、その後の基材フッカフカ状態が楽しみで、今じゃ全然面倒に感じない。
むしろ在宅ワーカーの運動不足にいいんじゃ?なんて思う。
ただ切り返し後、箱に戻す時に大きなシャベルがあった方が早い。園芸用の小スコップではちょっと面倒です。ビニールシートに広げたのなら2人がかりでシート持ち上げて戻すと早いと思う。※私は1人で大シャベルで戻しています。
箱の真ん中がこんなに傷むとは、と気づけたので、この後から箱の中を2つに分けたつもりで2カ所で交互に生ゴミ投入するようになりました。
箱の中を左右に分けて、左に入れたら次の日は右に入れるという風に。
私はナナメ対角線を引いたつもりで直角三角形2つに分けましたが・・
コンポスト2回戦の今は箱が一回り小さいようで、やっていないのですが、それもおススメです。
フッカフカの基材、体験してみてほしい~